メモ帳

ただの物置

コスタとモラタとルカク

  FWの補強について私はルカクよりモラタと言い続けて来た。より戦術理解度が高い、プレーに幅がある、守備にも走る、コンテが望みコンテの元でプレーしていた、などなど″モラタ推し″の理由はあるが、1番の理由は

 

コスタと共存するならモラタ

 

この確信があったからだ。

 

   さて昨日のEveningStandardの記事だが、コスタはロンドンの生活に不満なのだという。ブラジルで育ちスペインで愛された彼には雨模様の灰色な空は憂鬱なのであろうか。理由はどうあれコスタの退団は現実的なものになりつつあるのであろう。

 

  コスタの穴埋めでモラタを取って来たとす仮定しよう。彼にワントップの大役が務まるだうかと聞かれれば私は難しいと答える。セリエやリーガで左右に逃げる嫌いのある選手がプレミアのCBとフィジカルバトルをこなせるはずが無いのだ。

 

  CLの舞台でならモラタの秀逸な動きは大きな武器ではあるが、まずはリーグを考えるべきなのはプレミアの悲しい運命。引いて固めるチームに落とす爆弾はモラタの鋭さにルカクの破壊力が勝る。

 

  編成の面でもホームグロウンルカクは都合が良く、大々的な復帰が実現すればユニフォームも売れるだろう。新エースとして迎え入れられればチェルシーファンを公言しているルカクだ、モチベーションも非常に高くチームに馴染めるはずだ。獲得リストの最重要プランなのも納得がいく。理想的な補強になる。

 

  ドログバが去って以来、チェルシーのフォワードは砂上楼閣となっている。ルカクがロンドンのブルーに再び袖を通してくれることになれば、是非ともかつての大エースと同じ11番を背負ってほしい。そして新しい″キング″として君臨してくれることを願うばかりである。